小学1年生の登校付き添いはいつまで必要?
お子さんが小学校に入学すると、お母さんにとって気になることの一つが「登校時の付き添いをいつまで続けるべきか?」という点です。
- 通学になれていないし車通りも多いから安全面を考えて付き添いたい
- 1人での登校を嫌がって「一緒に学校に来て」と子どもが言う
このように小学校1年生の登校は、保護者の付き添いが必要な場合がありますよね。
しかし成長とともに子どもの自立も促したいし、やはり毎日の付き添いとなるとお母さんの負担も意外と大きいです。

私も娘が小1の時は1学期の間、付き添いをしました。付き添っていると辞めるタイミングを見つけるのも難しい
そこで本記事では、登校付き添いをやめるタイミングや、その際に考慮すべきポイントについて詳しく解説します。
- 小1の登校はいつまで必要なのか
- 付き添い登校をするメリットとデメリット
- 小1の付き添い登校を辞めるタイミング
- 付き添い登校を辞めたあとに出来る保護者のサポート方法
【小学校1年生の登校】付き添いはいつまで必要か
小学1年生の登校付き添いをやめるタイミングは、家庭や地域、子どもの性格によって異なります。

一般的に1学期の終わり頃から2学期の始まりにかけて付き添いを減らす家庭が多いよ。だけど安全面や子どもの成長度合いを考慮しながら判断することが大切だね。
登校班がしっかりと機能している地域では、付き添いを早めにやめることができる場合もあります。
一方で、通学路に危険な場所が多い場合や、子どもがまだ一人での登校に不安を感じる場合は、もう少し長く付き添いを続けるのも良いでしょう。
それでは、実際の付き添いの現状やメリット・デメリット、付き添いをやめるタイミングについて詳しく見ていきましょう。
小1の付き添いをするメリット
まず初めに付き添い登校のメリットをまとめていきます。
- 登校中の安全確保
- 安心感の提供
- 生活リズムの管理
登校中の安全確保
小1の登校を付き添いすることによって、交通事故や不審者から子どもを守ることができ、さらに学路の危険ポイントを親が直接確認できるというメリットがあります。

実際に使う通学路で、信号の渡り方や危険な道路の確認を一緒に出来るのは大きなメリットだね
警視庁ホームページに記載されている『小学生の交通人身事故発生状況(令和6年中)』によると小学校1年生は夕方の16時~18時に続いて、8時~10時の時間帯に多く事故が発生しています。
【参考】警視庁ホームページ「小学生の交通人身事故発生状況(令和6年中)」

小1のお子さんは朝の登校時も事故発生の多い時間帯だから注意が必要!お母さんが付き添ってあげることで子どもが安全に登校できるよ。
安心感の提供
小学校に入学してすぐの頃は新しい環境に不安を覚えるお子さんが多いです。

私の娘もこのタイプ。小学校を幼稚園の延長だと考えており、1日座って勉強したり遊びの時間がほとんど無いことに衝撃を受けていました。新しい環境に置かれて不安感も募り、一緒に登校してほしいとの事で1学期中は付き添っていました。
お母さんが付き添い登校をしてあげる事で、子どもの精神的な安心につながり、また親子のコミュニケーションの増えます。
家庭内では分からない、外でのお子さんの様子も見る事ができ友人関係などのトラブルも発見しやすい事がメリットです。
生活リズムの管理
付き添い登校をすることで朝の支度を親がサポートしやすく、時間通りに登校できるメリットがあります。
幼稚園や保育園の頃とは変わり、自分自身で身支度を出来るようになってほしいですよね。
最初の内に規則正しい生活習慣を身につける手助けをしてあげる事で、お子さんの生活リズムが整いやすくなります。
小1の付き添いをするデメリット
次に小1の付き添いを続ける事で考えられるデメリットをまとめてきます。
- 子どもの自立心を妨げる可能性
- 親の負担が大きい
子どもの自立を妨げる可能性
付き添い登校に慣れすぎると、子どもが一人で登校することに不安を感じやすくなるデメリットがあります。
お子さんが一緒に登校することを望む場合は別ですが、「1人で登校できる」といった言葉が出た時は付き添いを一度辞めて様子をみましょう。
親の負担が大きい
やはり毎朝付き添うことが親にとって時間的・体力的な負担になるますよね。
下にお子さんがいる場合や仕事していれば両立が難しくなることがあります。
付き添いをやめるタイミング
子どもが1人で登校できる環境が整ったとき
お子さんが「1人で行ける」と言い出した時が、1つのタイミングです。子どもが望まない付き添いは自立心を阻害してしまう危険もあります。
心配であることには変わりませんが、防犯ブザーやGPSを持たせたりしてお子さんが1人で登校するサポートに回りましょう。
また交通ルールをしっかり守れているかも重要な判断材料です。
付き添い登校が出来る間に「キケンな通学路」を一緒に確認して安全に登校できる練習をしておきましょう。
学期終わりのタイミング
新しい学期が始まる前に少しずつ付き添いをやめる練習してみましょう。

私は1学期の終わり(6月ぐらい)から少しずつ一緒に登校する距離を減らしていったよ
いきなり1人で登校するのが不安な場合は「今日からはこの交差点でいってらっしゃいをしよう」などと決めて、少しずつ付き添い距離を減らしていきます。
1人で行けたら帰ってきたときに「上手に行けたね」と伝えてあげましょう。自信が付くことで少しずつ登校距離を伸ばしていきたいですね。
小学校1年生の付き添いを辞めた後のサポート方法
通学路の安全確認
付き添いをやめた後も、定期的に通学路の安全をチェックしましょう。危険な場所がないか、子どもがきちんとルールを守れているかを確認することで安心につながります。
防犯対策を強化する
登下校時の安全を確保するために、防犯ブザーを持たせたり、ランドセルにGPS端末をつけたりするのも一つの方法です。

私も娘の小学校入学を機に子ども用のGPSを持たせました。子ども用GPSには「通知ボタン」という、保護者のスマホに「〇〇ちゃんがボタンを押しました」と通知を送れる機能が搭載されています。このおかげで「もし迷子になってもお母さんに知らせることが出来る」と安心して娘が登校した経緯があるので、今でも使い続けています。
また、「知らない人についていかない」「困ったときはすぐに助けを求める」といった防犯指導を繰り返し行いましょう。
小学校1年生にオススメできる子ども用GPSをまとめて記事にしているので参考にしてください▼

定期的に子どもと話し合う
登校の様子について子どもと定期的に話すことで、不安な点や困っていることがないかを把握できます。「何か困ったことはない?」と気軽に聞ける環境を作ることが大切です。
小1の付き添い登校はお子さんのタイミングをみて見極める
小学1年生の登校付き添いは、多くの家庭が1学期〜2学期の間にやめる傾向にあります。
しかし、付き添いをやめるタイミングは子どもの成長度合いや通学路の安全性によって異なります。
無理に付き添いをやめるのではなく、子どもが自信を持って登校できるように、段階的に付き添いを減らしていくことが大切です。