幼稚園生活最後の1年である年長さん
お泊り保育やお別れ遠足、卒園式など年長さんならではの行事もたくさんあり思い出を沢山作ってほしい1年ですよね。
ただ夫の転勤や住宅の購入で転園を考えているママさんもいると思います。
我が家も娘が年長さんの7月に転勤が決まり、転園を経験しました(2学期から卒園までの7ヶ月間、新しい幼稚園で過ごす事に)
- 7月初旬に引っ越しだったので1学期が終わる前に退園
- 2学期(9月)が始まってから登園開始
なので7月から9月までの2ヶ月、長い夏休みを過ごす事になりました。
卒園までの半年間、夫に単身赴任をしてもらって卒園式の後に娘と引越す事も考えましたが、小学校の事も考えて一緒のタイミングで引越す事にしました。
この記事では体験談をもとに年長さんの転園についてまとめていこうと思うので「年長さんでの転園は可哀そうかもしれない」と悩んでいるママさんに是非読んでもらいたいなと思います。
Contents
【体験談】年長さんでの転園は可哀そうなのかは性格と園選びに左右する
まず我が家の場合でいうと娘は転園して良かったと感じています。
- 学区内にある幼稚園を選んだので同じ小学校に行くお友達が出来た
- 長い夏休みのおかげで新しい地域に慣れた
- 以前は毎日苦手な給食だったが、新しい幼稚園ではお弁当日が増えた
- 先生と親が情報を共有できる環境
学区内にある幼稚園を選んだので同じ小学校に行くお友達が出来た
以前は家から少し離れた幼稚園に通っていたので、同じ学区のお友達はいませんでした。
今回は小学校入学を見据えて学区内にある幼稚園を選んだので、卒園後も同じ小学校に通うお友達が沢山います。
子供同士で小学校の話をしたり、ママさんからも自然と小学校の情報が入ってくるので、入学前の準備がしやすいです。
長い夏休みのおかげで新しい地域に慣れた
7月頭に引っ越しが決まっていた我が家の場合、選択肢は3つありました。
- 今いる幼稚園に1学期の終業式まで登園して引っ越す(夫だけ先に引っ越し)
- 家族全員で7月頭に引っ越し、すぐに新しい幼稚園に登園させる
- 家族全員で7月頭に引っ越し、2学期の始まりと同時に登園開始
幼稚園が変わるだけでなく、お家やお家の周辺環境が一気に変化すると子供の負担が大きいかと思って、3つ目の選択肢を取りました。
結果2か月間の長い夏休みを親と過ごし、お家や周辺環境に慣らす時間がありました。
以前は毎日苦手な給食だったが、新しい幼稚園ではお弁当日が増えた
引っ越しをするとなると、やはり子供にも精神的な負担がかかると考えています。
なので今まで通っていた園で嫌だったことを排除して、少しでも心の負担を減らそうと考えました。
我が家の場合は給食。
娘は幼稚園生活は楽しいけど「給食だけ」どうしても好きになれないまま2年と半年を過ごしていました。
なので今回の転園をきっかけに給食の少ない幼稚園を探して入園しました。
他にも「バス通園が嫌だ」「制服が嫌い」「外遊びが多くて嫌だ」「習い事に行きたくない」など、子供自身が少し不満に感じている事があれば
そこに注目して園を探してあげると良いかもしれません。
先生と親が情報を共有できる環境
新しい幼稚園にいくと子供も親も分からない事がたくさんですよね。
- お手紙を持って行って交換しても良いのか
- 大きいキーホルダーは付けていっても良いのか
- 光る靴は履いても大丈夫なのか
- ヘアアクセサリーに決まりはあるのか
「実行したいが、実行しても良いのか分からない」という事が出てきます。
大人にとってはそこまで重大な事でなくても、子供にとっては「大丈夫」という保証が欲しい
このような小さなことでも親が先生に聞いてあげられる環境は大切だと感じました(先生がOKと言うと娘は安心して実行しています)
可哀そうなのかは子供の性格にもよる
幸い我が家の娘は今のところ登園出来ていますが「お友達が沢山できた」というわけでもないんです。
どちらかというと1人で遊んでいてもそこまで苦にならない性格という感じ。
さらに知らないお友達にガンガン声をかけていくので「相手はどう思っているかは分からないけど本人は楽しい」という状況なんですよね(親はヒヤヒヤしてますが・・)
反対に私の夫の場合(夫も年長さんで転園)随分前の事ですが、今でも転園が嫌だったことを覚えているらしく「転園は嫌だった」と話していました。
なのでこればかりは子供の性格と幼稚園の方針に大きく左右します。
ただ給食や登園方法などはあらかじめ情報を得られるので、出来ればなるべく子供の負担がすくない園を選べると安心ですね。
幼稚園に慣れなかったらどうしよう?年長さんだからこそ柔軟な対応も出来る
転園で1番気になるのが「子供が新しい幼稚園に慣れるのか」という点ですよね。
特に年長さんでの転園となると3年間一緒に生活してきた子供たちの中にポツッと我が子を入れる事になります。
やはり乳児期の転園とは気持ちが違うんですよね。
幼稚園や保育園は義務教育ではない
幼児期の集団生活は家庭でカバーするには難しいので、やはり幼稚園や保育園は必要だと考えています。
なので我が家も「残り7ヶ月で卒園」という短期間でも娘を新しい幼稚園に通わせることにしました。
ですが年少さんから今まで信頼関係を築いてきたお友達の中に、娘が溶け込むことが難しいと判断した場合は小学校入学までお休みすることも視野に入れています。
あと数ヶ月で新入生全員が新しい環境になる年長さん。だからこそ一度お休みして再スタートをきることも可能です。
親の不安は子供に伝わります。「子供の様子がおかしい」「登園がどうしても辛そう」そう感じれば一度お休みさせてあげれば良いぐらいの気持ちで送り出すと親子共々少し気持ちが楽になりますよ。
年長での転園で気を付けたいこと
- 年長さんの受け入れが無い場合もある
- お泊り保育などは先生や子供と相談してみる
年長さんの受け入れが無い場合もある
我が家の場合、新居の近くにある幼稚園は年長さんでの受け入れは行っていないと回答を頂きました。
4月にある進級のタイミングだとまた違った回答になるのかもしれませんが、卒園が近くなるほど入園が難しいように思います。
新居が決まった時点で近くの幼稚園や保育園を調べ、年長さんの受け入れが可能か確認しておきましょう。
お泊り保育などは先生や子供と相談してみる
年長さんならではの行事と言えば「お泊り保育」
現在は新型コロナウイルスの影響で1日遠足(朝から遠足に行き、園に帰ってから食事や花火をする)幼稚園もありますよね。
転園したばかりだと、このお泊り保育が子供の負担になるのは目に見えている・・
親としては「友達を作るチャンス!」という事で、行ってほしい気持ちもありますが本人の考えや気持ちも聞いてあげる必要があると思います。
(我が家の場合は夏休み中に一日保育がありましたが、引っ越し早々とのこともあって行かせませんでした)
年長さんの転園は柔軟な対応が必要!「かわいそう」ではなく経験値を上げる良いチャンスでもある
年長さんでの転園は子供はもちろん、親も精神的に大変です(子供のケアやママ友問題・・)
ですが小学校入学では全員が再スタートをきるため、柔軟な対応も取りやすいのが特徴
なにより5歳6歳ぐらいでの転園は、子供の経験値をしっかりあげてくれます。
デメリットもありますがもちろんメリットもある転園
親がドシっと構えて子供を送り出してあげたいですね。