ママさんブラスとは『子どものいるお母さんたちが中心になって運営している吹奏楽団』です。
学生時代は吹奏楽部に入部していたからお母さんになっても楽器が吹きたい!
ただ久しぶりの楽器演奏、さらに子供と一緒に活動となると心配事は絶えないと思います。
そこでこの記事では、実際に3年間ママさんブラスに入団して感じたこと、部の雰囲気などをまとめていきます。
私自身も入団前は色々心配になって1年ぐらい悩み、3カ所ぐらいママさんブラスの体験にいきました。
今ママさんブラスの入団に迷っている人の役に立てばいいなと思います。
Contents
ママさんブラスはブランクがあっても入団しやすい
ママさんブラスはブランクのある団員さんが多いです。
メンバーはもちろん『お母さん』が多く、出産や育児に追われ楽器から離れていたという人が目立ちます。
久しぶりの楽器演奏だから周りに迷惑をかけないか不安と感じる人も多いと思いますが、そこまで心配する必要はありません。
初心者さんは別の場所でレッスンを受けてからがオススメ
一般の吹奏楽団でも同じですが、楽器ごとの指導者がいるわけではありません。
- 楽譜が読める
- 楽器の運指が分かる
楽器指導がないので、最低でもこの2つはクリアしてから入団をしないと活動が難しいはずです。
子供連れでも活動できる
ブランクの他に心配なのが『子供と一緒に活動できるのか?』ですよね。
多くのママさんブラスでは子供を連れて練習参加ができます。
託児を準備する団体もありますが、ほとんどは自分で自分の子供を見る事になると思います。
私が所属していた団体も託児アリとなっていましたが、託児が実際にあったのは演奏会の時だけでした。
どうしても託児で!という人は入団前に必ず確認しましょう。
早い人は生後3か月から!授乳も自由
私が所属していたママさんブラスでは生後3か月の赤ちゃんを連れて活動しているママさんもいました。
演奏中はベビーカーの中に赤ちゃん。
泣けば演奏中でも抜けて自由に授乳できるような環境でした。
周りも同じママさん、指揮者も理解のある人だったので子供連れでも気持ちの良い活動が出来ていました。
生後半年以降になると多くのママさんはおんぶをして演奏しています。
なので生後半年を過ぎて演奏するなら抱っこ紐(おんぶが出来るもの)は必須アイテムのはずです。
歩けるようになってからが結構怖い
正直1歳未満であれば、おんぶをしながら過ごせると思います。
ただ歩けるようになる1歳以降は楽器を落とすんじゃないかとソワソワしていました。
『椅子に置いているサックス落としたらどうしよう』
『演奏中に子供が譜面台を倒して前の楽器に当たったらどうしよう』
これはとにかく子供が飽きないおもちゃを用意することが大切です。
らくがき帳、ぬりえ、絵本、シールブックなど目新しいけど安い遊び道具を沢山持って行っていました。
ママさんブラスってどんな活動をするの?
1番大きな行事は『自分たちで企画するファミリーコンサート』というママさんブラスが多いと思います。
また、多くのママさんブラスでは月に数回程度、幼稚園や保育所での訪問演奏を行っています。
最近は夏の吹奏楽コンクールに出場するママさんブラスもあるぐらいなので、活動の幅は団体によってかなり偏りがあります。
私が所属していたママさんブラスも月に3~4回ほど練習があり、別日にパート練習がある月もありました。
幼稚園や保育園の訪問演奏もありました、どれも強制的なものではありません。
本番当日、子供の体調不良で行けなくなったというママさんがいても柔軟な対応をしていました。
訪問演奏中は子供をおんぶしたまま演奏したり、託児ボランティアさんを要請したり、園がご厚意で子供を見てくれたりと様々でした。
育児に疲れているお母さんこそママさんブラスに入団してほしい
- 練習中に大人しく出来るんかな
- 演奏会とか子どもどうしよう
- ブランクあるけど迷惑じゃないかな
私自身も入団するまで不安は尽きづ、1年ぐらい悩んでいました。
でももっと早く入団すれば良かった!
やっぱり演奏は楽しい
久しぶりの演奏は育児の息抜きには十分なほど楽しいと感じるものです。
子供が産まれると育児に追われる毎日ですが、月4回ぐらい自分の為に時間を確保できるのが、生活のメリハリになっていました。
育児の相談をできるママさんと知り合える
ママさんブラスに入団すると、ネットで検索していた育児の悩みを、先輩ママさんに直接相談することが出来ました。
子供主体のママ友はなんとなく面倒、けれど同じ楽器が好きで集まったママさんなのでとても話がしやすいです。
子供の年齢も様々で、3ヶ月の赤ちゃん連れママさんから、もう高校受験するようなお子さんがいるママさんまでたくさんいます。
子供が音楽に興味を持つ
今4歳になった娘は周りに子供に比べて知っている楽器も多く、演奏会にも好んで行くようになりました。
近くで楽器を見る機会って実はとても少ないですよね。
小さい時期から間近で楽器を見られたのは、娘にとって良い刺激になっています。
最近ではテレビでオーケストラを映すと『フルートが吹きたい!』というようになりました。
▼娘が大好きなフルートの楽器おもちゃ▼
お母さんが楽しそうに演奏していたら子供が興味を持つのは当たり前ですよね。
自分に合ったママさんブラスを探してみよう
ママさんブラスは練習の雰囲気も活動内容も団によって様々です。
練習日程、コンクールの有無、子供の託児環境など、自分の生活に無理のない団体かまずは見学をするようにしましょう。
最初は緊張しドキドキでしたが、それ以上に久しぶりに楽器を演奏する感覚は感動に近いものでした。
育児の空間を外まで広げられるチャンスでもあります。
悩んでる方は、まずホームページを探してみてください。
いきいき楽しんでいるお母さんの姿を子どもに見せましょう!!