育児の悩み

小学校までの道のりが遠い時のメリットとデメリットまとめ

小学校 通学路 遠い

自宅から小学校までの通学距離の目安を知っていますが?

小学生の通学距離は1キロ以内が目安と言われることが多いです(1キロと言っても子供の足で歩くと15分程度はかかるので結構遠いですよね)

ただ文部科学省の資料によれば、小学校までの通学距離はおおむね4キロ以内との規定があるので、家から小学校までの道のりが遠くなるお子さんも多くいます。

出典:公立小学校・中学校の適正規模・適正配置等に関する手引~少子化に対応した活力ある学校づくりに向けて~

私の娘も今年の春で小学校へ進学。

通学距離は1.5キロほどで、娘が1人で歩くと学校まで30分程度はかかります(さらに坂道が多く大人が歩いてもキツイ・・)

重いランドセルを背負って120㎝ほどの子供が1人で30分も歩くなんて・・過保護と言われても心配。

でも距離の長い通学も子供の体力向上や子供同士の交流の場など意外なメリットがあります。

通学について子供としっかり話し合っておけば、安心して学校へ送り出せますよ。

小学校までの道のりが遠い!メリットとデメリット

小学校までの道のりが遠いと正直デメリットばかり思い浮かびませんか?

私も娘の通学路の距離を検索して1.5キロと出てきたときは心配事ばかり浮かんできました・・

子供の送迎は必要?朝が早いけど大丈夫か?迷子にならない?などなど

ただ実際に通学を重ねると小学校までの距離が遠い意外なメリットが見えてきました。

【メリット】子供の体力向上、下校後のたまり場も回避しやすい

まずは自宅から小学校までの距離が遠い場合のメリットをまとめて紹介していきます。

  1. 子供の体力向上
  2. 下校後に子供たちが自宅に集まりにくい
  3. 早寝と早起きの習慣が付きやすい
  4. 登下校の道のりを友達と長く過ごせる

毎日の通学で子供の体力向上が期待できる

検索してで一番多かった遠距離通学のメリットは子供の体力が向上するというものです。

教科書の入った重たいランドセルを背負って毎日往復1時間も歩けば、確かに良い運動になります。

娘も入学早々は「ランドセル重たいし歩くの疲れるから大変・・」と言っていましたが、1週間もすれば体が慣れてきてツライと言わなくなりました。通学に慣れたとともに体力も向上していると思われます。

最近ではゲームの普及や公園でのボール遊び禁止、下校後の校庭解放の制限など、子供たちの外遊びが減っているとデータがあります。

2016年に実施された、小学校高学年を対象にした調査によると、子どもたちが外あそびに費やす時間は、1981年の2時間11分から、2001年には1時間47分、2016年には1時間12分と、35年間で30%以上減少しました。

外あそびを推進する会「外あそびの現状」より引用】

マラソン大会では他の子よりも順位が良かったなどの声も見られたので長い通学路も無駄では無いですね。

下校後に子供たちが自宅に集まりにくい

自宅から小学校までの距離が近いと下校したあと子供たちが溜まりやすくて大変という声が多いです。

最初は子供がお友達を連れてくれば親としても安心できますが、これが毎日、何年と続くと思うと結構ツライ。

学校から自宅が遠いと子供のたまり場になりにくいのはメリットですよね。

早寝早起きの習慣がつきやすい

自宅から学校までの距離が遠いと早起きの習慣が付きやすいです。

小学校6年間でついた早起きの習慣は中学、高校、社会人になるまで役立ちます。

早起きをすれば睡眠時間を確保しようと自動的に早寝の習慣も。

無理なスケジュールの習い事などを詰め込まなければ、規則正しい生活を送りやすいですよ。

下校時に友達と長く過ごせる

お友達と下校時間を長く過ごせるのも子供にとっては喜ばしいこと

私の自宅から小学校までは目と鼻の先、正門から徒歩3分もあれば自宅の玄関に到着します。入学当初は喜んでいた子供も、今ではもっとお友達と下校時間を楽しみたいとわざわざ遠回りをして帰っていきます

「一度お家に帰ってから公園に集合」ではなく、自宅までの道のりをお友達と一緒に楽しみたいお子さんも多いようです。

お家の近くに同じ年頃のお子さんがいれば、遠い通学路も楽しみながら帰宅できそうですね。

【デメリット】事故の危険や塾に間に合わないなど不都合も多い

次に自宅から小学校までの距離が遠い場合のデメリットを挙げていきます。

  1. 事故や事件の遭遇率が高くなる
  2. 送迎が必要な場合あり
  3. トイレ問題
  4. 塾など習い事に間に合わない

事故や事件の遭遇率が高くなる

学校から自宅までの距離が長い分、事故や事件に遭遇する確率が高くなります。

長い距離を歩いて帰宅しているので当然といえば当然。

ですが親としては1番心配な部分ですよね。

だからこそ人一倍、子供と一緒に交通ルールや不審者対策など考える必要があります。

送迎が必要になる場合あり

小学生になったといっても、数か月前までは幼稚園や保育園に通っていた子供たち。

いきなり2キロ以上の道のりを1人で行きなさいと言っても、なかなか難しいのが現実です。

また通学路の距離が遠いと学校側から子供のお迎えにくるよう指導される事もあります。

雨の日や学期終わりの荷物が多い時期などは、親が頻繁に送迎しなければならないです。

トイレ問題

意外と小学校から自宅までの距離が遠い人で悩みの種だったのはトイレ問題。

帰宅するまでの所要時間が40分~1時間近く必要なお子さんの場合だと、途中でトイレに行きたくなる場合があります。

もちろん学校でトイレを済ませておけばよいのですが、急な腹痛など予期せぬ事態も考えられますよね。

そのような緊急事態を想定して、通学路で使えるトイレを親子で確認する必要があります。

塾などの習い事に間に合わない

小学校から自宅までの距離が遠いと、習い事の時間に間に合わないというデメリットもあります。

幼稚園や保育園から継続して習い事に行かせようとしても、時間が合わず辞めさせるしかない場合も。

時間に間に合わない場合は、送迎をするか、新たに習い事を始めるなど手間が増えてしまいます。

小学校までの距離が遠い場合に親子で確認すること

先述したとおり自宅から小学校までの距離が遠いと事故や事件に遭遇する確率が高いですよね。

親としては子供が危険にさらされる事が何よりも心配です。

そこで交通ルールや不審者対策などを親子で話し合い確認しておく必要があります。

  1. 交通ルールを学ぶ
  2. 通学路をチェック
  3. 不審者対策を学ぶ

交通ルールを学ぶ

基本的な事ですが交通ルールの確認を親子で行いましょう。

  • 歩道もしくは路側帯を歩く
  • 横断歩道を渡る
  • 無理な横断はしないなど

そして私が無知な為お恥ずかしいのですが、歩行者は右側通行なんですよね(子供の頃から左側通行だとばかり思って生きてきました・・)

日本では、歩行者は右側通行、自転車や自動車は左側通行することが基本ルールで、歩行者の通行が優先されます。
歩行者は歩道がある場所を歩き、道路を横断するときは近くの横断歩道を利用してください。

警視庁「くらしの安心・安全Q&A」より引用】

私のように交通ルールに自信のない方は1度確認しておきましょう・・

▼子供の交通ルールについて紹介されています▼

JA共済の地域貢献活動「ちいきのきずな」

通学路の確認をしよう

自宅から学校までの通学路を親子でチェックしましょう。

自宅から学校までの道順はもちろん、以下の2点も親子で確認しておくと安心です。

  1. 危険場所
  2. 交番や子ども100当番の家

危険場所

通学路の危険場所とは主に事故の多い場所のことです。

  • 車や自転車の交通量の多い
  • 歩道がない
  • 交差点
  • 道幅が狭いなど

子供にどのような危険があるのか伝え、通学中の注意点を説明しましょう。

交番や子ども100当番の家

不審者や連れ去りなど、子供だけの力では防げない悪意のある事件もあります。

自分の子供に危険が迫った場合に備えて、通学路にある交番や110の家を確認しましょう。

110番の家とは、子供が不審者からの被害にあった場合、助けを求めて逃げ込める場所で、その後通報や連絡などの対応をしてくれます。

この時、同時にトイレを借りれそうな場所も一緒に確認しておくと良いですね。

不審者対策を学ぶ

もし子供が危険な目にあったとき安全確保のための「いかのおすし」

小学生 1人歩き いかのおすし

保護者はもちろん、子供自身も危険から自分を守る方法を知っておく必要があります。

持たせて安心!防犯グッズを準備しよう

自宅から小学校までの距離が遠い場合、防犯グッズを準備していると安心です。

私自身も子供に防犯ブザーとGPS端末を持たせていますが、親の安心度がまるで違う(とくにGPS)

防犯ブザー

子供の防犯グッズと言われて一番に思いつくのが防犯ブザーですよね。

娘の小学校でも防犯ブザーを持つように指導しており、ほとんどの子供もがランドセル横にぶら下げて登下校をしています。

いざという時に使用できるよう、子供と使い方を確認しておきましょう。

もう一点注意したいのが音が鳴るかの定期点検

国民生活センターが調査したところ、小学生が使用していた半数以上の防犯ブザーが、音が鳴らないなどの異常が発生していたとの結果が出ています。

小学生が使用していた防犯ブザーの状態調査
小学生が使用していた防犯ブザーの半数以上に、電池切れや回路の断線などの原因によって、音が鳴らないなどの異常が生じており、電池の液漏れやふくらみなど、電池が劣化していたものもありました。

独立行政法人国民生活センター「防犯ブザーの電池切れや故障に注意!-いざという時のために家庭で点検を-」から引用】

いざという時に音が鳴らないなんて怖すぎる。

そこで国民生活センターでは、消費者へのアドバイスとして以下の2点を注意喚起しています。

  1. 最低でも月に1度の動作確認
  2. 強い衝撃を与えないように注意

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防犯ブザーには珍しいUSBタイプの防犯ブザーです。

充電することによって繰り返し使え、電池交換の手間がありません。生活防水機能もついており、急な雨にも安心です。

GPS端末

入学前は「一緒に登校するし要らないかな」思っていましたが、夫に言われてしぶしぶ購入したGPS端末。

けれど今では手放せないものとなりました。

一般的な子供用GPSの機能は以下の3つです。

  1. 現在地の取得
  2. 設定エリア内の出入りを通知
  3. 移動履歴の確認

自宅にいても子供が学校へ着いたのか確認でき、下校を始めた時間も分かります。

下校の時間が分かる事で外出中も子供の帰りに合わせて家に戻れるので便利なんですよね。

子供が決められた通学路を使っているのかも確認できるので、安心して送り出せます。

とにかく外の世界を子供だけで歩かせると親は心配なんですよね。月600円程度で安心を買えているので、子供の通学が不安な人は是非ゲットしてくださいね。

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honokichi
小1女の子のお母さん。転勤族で全国をウロウロ生活中。地元は九州。30代で最近の悩みは抜け毛と娘さんの反抗期。子ども用GPSと子ども用の日焼け止めのレビュー多めです。よろしくお願いします!