小1の登校泣きに悩むかた必見!子供の心理と上手なサポート方法

「小学校に入学した子どもが登校前に泣いて、笑顔で学校に行けない」
「いつになったら泣かずに学校へ行けるようになるのか」
このように悩んでいるママさん、実は結構います。
そこで今回の記事では小学1年生が登校前に泣く原因と対処法についてまとめて紹介します。

私は現在3年生の娘がいるお母さんです。過去の私も、登校前に泣く小学校1年生の娘に対して色々な声掛けや方法を試してきました。実際に小1の登校渋りを経験したうえで効果の合った声掛けや対応を紹介したいと思います。
小1のお子さんが登校前に泣いてしまう理由は様々ありますが、お子さんに合った声掛けや対処法を一緒に探してみましょう!
小学1年生が登校前に泣く6つの原因
小学校1年生が登校前に泣く原因は様々です。

当時小学1年生だった娘も『色々な嫌』が混じり合って泣いていたよ

小学校入学を機にガラリと生活環境が変わり、子どもの心も不安定になりがちです。
泣いてしまう原因は一つではないかもしれませんが、気持ちに寄り添う姿勢が大切。
次に、小1の娘が登校泣きをしていた時の原因と対応を紹介していきます。
小学校の環境に慣れていない
小学校へ入学すると勉強中心の生活へと変化していきます。
また未就学児の頃に比べて、時間行動やルールも厳しくなり「思い描いていた小学校生活と違う」と戸惑うお子さんもいるでしょう。

まさに我が家の娘は「小学校って思っていたのと違う」と感じて、登校が辛いタイプでした(他にも色々あったけど)
幼稚園の頃は自由に遊ぶ時間があり、集団行動の時間でも常に遊びの要素が入っていました。
小学校に入学した途端、45分ものあいだ椅子に座りっぱなしで1日4~5時間のお勉強。
この環境の変化(思っていたのと違う)に戸惑って朝の登校前に泣いちゃうんですよね。
先生が怖い
小学校では、幼稚園や保育園の先生に比べて、厳しく注意されることも出てきます。
例えば、授業中に騒がしい、時間行動が出来ない、お友達との付き合い方などなど・・
個人的に注意されていなくて、クラス全体に注意をされていたり、別のクラスメイトが注意されていてもストレスを感じるお子さんもいます。
結果、「先生が怖い」に繋がり登校前に泣いてしまうという状況に陥ります。
1人で登校するのが怖い
小学校1年生の子どもがお母さんから離れ、1人で学校へ行くことは大冒険といっても過言ではありません。
我が家も小学校へ入学するまでは、必ず親と外出し、常に手を繋いで歩いていました。
そこから急に1人で学校で行くようになるのですから、環境の変化は大きいですよね。
1人で外に出る事で道に迷ったり、事故にあったり、怖い人が来たらどうしようなどと不安に感じることが多かったです。
人間関係
新しいクラスや小学校でお友達を作ることは、子ども達にとって新たな挑戦です。
けれどお友達との関り方がうまくいかなかったり、時にはグループに入れない事に対して不安や悲しみを感じる事があります。
そうすると学校へ行くのが辛くなり、結果登校前に泣いてしまうという状況に陥る事もあり得ます。
給食が辛い
学校給食が苦手で登校前に泣いてしまうお子さんもいます。小学校1年生が学校給食を嫌がる原因は以下のように様々です。
- 新しい食べ物の抵抗感
- 味や食べ方の好みの違い
- 時間の制約や食べるペースの不安
- 食べる場の環境や雰囲気の不安
とくに好き嫌いが多いお子さん、完食に時間のかかるお子さんは給食時間が辛いです。
学校によっては「完食するまで終わらない」という対応も見られるので、お子さんの状況を見ながら先生と相談することも必要です。
なんとなく嫌だ
「とくにコレと言った理由はないけど、学校へ行きたくない」
言葉で表現できないような、小さなストレスが溜まり学校へ行くのが辛くなります。
保護者が色々原因を聞いても「どうして行きたくないのか子どもが説明できない」という状況になり得ます。
登校前に泣く子を安心させる言葉掛けや対応
まず第一に、子どもが泣いているときは彼らの気持ちに寄り添ってあげることが重要です(分かっていても難しいですよね。登校時間も決められているし毎日泣かれるとコチラも辛くなる)
ですが大好きなお母さんが怖い顔をしながら無理やり学校へ行かそうとすると、より登校が辛いものへと変わっていきます。
まずは優しく声をかけたり、抱きしめたりして安心させてあげることが重要です。

娘もボロボロ泣いているときは感情が高ぶっていて、私の声が届いていませんでした。まずは落ち着いて子どもを抱きしめる。少し気持ちが落ち着いてから「学校に行くの大変な時もあるよね。いつも頑張って学校に行っててスゴイね。たくさん頑張っているんだね!」と声をかけていました。
(「辛いね」とか「苦しいね」という言葉は使っていません。「私はツライんだ」と娘が受け取りすぎるのが不安だったので「大変だよね」と声をかけていました
子どもが登校前に泣く理由を聞いてみる
まずは登校前に泣いてしまう原因を考える必要があります。
お子さんが落ち着いた状態で(もちろん保護者も)ゆっくりと話を進めていくことが大切。
登校前の泣いている時に急いで原因を聞いても、うまく聞き出せない事が多いです。
下校後のゆっくりした時間に落ち着いて話してみてくださいね!(ちなみにお布団に入ってからは、翌日の学校への不安が募りそうだったので避けました。
ただ、子ども自身も「なぜ行きたくないのか分からない」という事もあるので、その時は無理やり聞き出す必要はないですよ~!

我が家の場合は「お母さんは小学校1年生の時〇〇が嫌でお家にずっといたい!と思っていた時があったよ。〇〇ちゃんも何か学校でコレは嫌だなって感じることがある?」という聞き方が良かったような。お子さんが話しやすい雰囲気を作ってみてね!
小学校へ行く目的とゴールを作る
我が家の娘に1番効果を感じたのは小学校での目的とゴールを作ることでした。
「お母さんに一つだけ折り紙を折ってきて!お母さんもお家で折り紙を折っておくから帰ったら交換しようね」
「自由帳に絵を好きな絵を描いてきて!帰ったらお母さんに色を塗らせてね」
「算数の授業で今日習ったことを覚えてきてね!帰ったら〇〇ちゃんが先生になってお母さんに教えてね」
このように学校へ行く目的を作り、自宅でお母さんと一緒にゴールをするという形は娘に合っていました。
お友達との関係が出来そうなときに邪魔をしたくなかったので、「時間がなかった他にやりたい事があったら無理をしないでね」と伝えていました。
一緒に勉強をして苦手を克服する
苦手な授業がある場合は、勉強に追いつけない事を不安に感じて登校前に泣いてしまう事があります。
出来る時に少しでも良いので、授業の復習と予習が出来ると良いですね。
学校で使われている教科書に沿った問題集も販売されているので、活用しましょう!
- 時間は決めずに1日1ページとか簡単な量
- お勉強が出来たらスケジュール帳にシールを貼ってポイントゲット
- お勉強に遊びの要素を加える
- 子どもが先生になり習ったことをお母さんに教える
娘の場合、算数の授業が苦痛でした(現在も苦痛のようです)
ちなみに毎日お勉強していません!出来る時に出来るだけでOK!
防犯グッズを持たせる
1人で登校するのが怖いというお子さんには防犯グッズを持たせてあげましょう。
- 防犯ブザー
- 見守りGPS

娘も「もしも迷子になったら」「もしも怖い人が近づいてきたら」と1人で登下校することを不安がっていました。防犯グッズを渡して使い方を教えてあげる事で少し安心して登校できるようになったよ
防犯ブザーは学校支給があったので、それをランドセルにつけていました。
緊急で助けてほしい事、困っても声が出ない時などは防犯ブザーを使うように伝えています。
さらに「迷子になったらどうしよう」と1人で外出するのが怖かったようなので子ども用GPSを持たせています。

今では様々な子ども用GPSが販売されていますが、大体の機種では『通知ボタン』が搭載されています。
見守りGPSを持たせることで「迷子になったらどうしよう」「1人で外を歩くのが怖い」というお子さんの不安を軽減できます。

下の記事では「小学1年生が使いやすい子ども用GPS」を紹介しているよ。選び方や注意点、キャンペーン情報をまとめているから参考にしてみてね
『小1のお子さん向け』人気の子ども用GPSとご家庭に合った選び方>>
学校での対応も相談する
子どもが泣いて学校へ行きたがない時は、担任の先生にも相談しましょう。
子どもの現状や進捗状況を保護者と先生が共有することで、子どものサポートがより効果的に行われます。
ちなみに娘の場合は「先生が怖い」と言って泣くこともありました。
それでも教室に行くのが辛いというお子さんは、保健室やサポートルームなど子どもに合った居場所を見つけてあげましょう。
小1の子どもが登校前に泣く原因は様々!親が焦らず安心できる環境を整えよう
小学校1年生が登校前に泣いてしまう理由は、新しい環境への不安や人間関係、給食など様々な要因が考えられます。
子どもを安心させるためには、子どもの気持ちに寄り添った言葉掛けや支援、学校との連携が大切です。
子どもの感情を尊重し、前向きな環境を整えていきましょう。
- 小1のお子さんが登校泣きする理由は様々。時間のある時に無理せず理由を聞いてみる
- 小学校へ行く目的とゴールを設定してみる
- 一緒に勉強して苦手を克服する
- 防犯グッズを持たせる
- 学校と連携して対応を考える

最後までお付き合いいただきありがとうございました。